Minimising slip risk

高齢者や体の弱い方に取って、普通の一回の旅行が全く、全ての人生を変えてしまう恐れがあり、だからこそ転倒防止対策が不可欠といえます。
高齢者が転倒した後、起こることというのは悲惨なものです。
National Institute for Health and Care Excellence(NICE)によれば、転倒が原因で年間23億ポンドのNHSがかかってしまうという結果が数値としてでており、Age UKによれば、イングランドにおいて、65歳以上の人の転倒と骨折による入院は毎年400万件以上発生しているといいます。
Age UKの報告書である「Facts about falls(転倒に関する事実)」では、股関節骨折患者の10%が骨折から1か月以内に死亡し、30%が1年以内に死亡すると述べられています。

2014年度の65歳以上の人の救急車の呼び出し理由として、最大40%ほどが転倒であると言われており、1回呼び出す毎に115ポンド*かかったとされています。
老化が原因で視野、視覚についての変化もみられ、周辺視野の喪失や色覚の変化、眩しいものが霞んでみえたり、老眼になったりなどの症状が出てきます。
これに関して、照明が十分でなかったり、床材を適切なものにしていなかったりといったことが実際的に危険になりえます。
そのため、適切な床材を選ぶことはもちろん、照明、手すり、その他の安全機能、および最適なハウスキーピングを依頼することを考慮しましょう。
危険を回避し、全てを最高の状態に保つことをお勧めいたします。

*Later Life in England Factsheet(イギリスにおける後期生活のファクトシート) - Age UK